2021年4月14日水曜日

解題、"Area Of Karma"

 

 人間が生きる上で、「業」というものが必ず付いて回るという。
 ご存じの方も多いとは思うが、これは宗教的な考えが元になっている言葉である。しかし世俗的に使われている言葉としてはネガティブなニュアンスで使われている現場の方によく出くわすので、私もこの言葉に対して一方的にネガティブなイメージを抱いていた。
 原義としては行為そのものを表す言葉であり、「業」単体には別にネガティブな意味合いが無いということを、今作のための作業中に初めて知った。まあ、「職業」などに使われる「業(なりわい)」には全然ネガティブな意味合いはないし、よく考えたら分かる事だったのだけれども。
 そして「業」という概念は、「因果」と深く結びついている、という。

 結局は因果である。正直に言ってしまえば別に宗教は信じていないが、物理的な出来事も、感情の中の出来事も、全ては因果だと思う。原”因”と結”果”が全てを形作っている。
 勿論この世には結果が出ていない出来事もたくさんあるが、結果がないのではなく、原因と結果の間に私たちがいるだけに過ぎない。私達の目からはある一定の出来事の末尾が見えなくなることがあるが、それもまた一つの結果である。
 そのある種機械的な因果の周り、より人間に近い領域に漂っているのが、「業」なのではないだろうか。

 全ての生き物は行動を起こす。行動には原因あるいは動機があり、結果が生じる。私たち人間も例外なくそのサイクルの蓄積の内部で生きている。「ただ寝ている」という状態も生命維持活動の面からは「睡眠」、道徳の面からは「怠惰」、といった様々な意味付けの中に回収されることを思えば、人間が自らが生み出した感情や思考の俎上で生きていく限りは、「行動しないこと」は不可能といえる。
 私たちは泳ぎ続けないと生命を維持できないマグロを水族館の水槽越しに興味本位で眺めてみたりするが、人間が生み出した意味付けや生命活動の厳密さの前では常に動くことを強制されているわけで、ある一定の視点から見れば人間とマグロは似た者同士なのかもしれない。

 時折、人間は生きている間は形を変えずにはいられないのではないか、ということを思う。

 メソポタミア文明、つまりはユーフラテスとティグリスの間で(地理的には正確には「間」ではないかもしれないが)文字が生まれた、という知識は何となくずっと頭の片隅にある。世界史の授業でも習ったはずだけれども、あまり模範的な学生ではなかったからぼんやりとしか覚えていない。
 私は文章を書くのが好きだし、読むのも好きな人間だけど、しかし文章の読み書きの全ては今でもこの二つの川の間にあるわけだ。この世の全ての書店、図書館、学校の図書室、そして文章はユーフラテスとティグリスの間に存在している。それは同時に、今こうして書いている「文章」という表現手法も、長い因果の末に生まれたものであるということを意味している。

 今回は全ての曲の基本的な音量を、audacity上の数値で言うところの-6辺りに設定している。
 この内容で音量があまりにも大きいと、リスナーを様々な面で脅かしかねない可能性があるということが一つ。あまりキャッチーな内容ではないので、それぐらいの配慮はしたい。
 そしてノイズミュージックを聴かせるにあたって、音量を大きくして得られる迫力や快楽よりも、全てを見通せる距離感の方が欲しかったというのが一つ。
 優れたポップミュージックは全てのパートの音がハッキリと立ち、違和感が無い程度に分離しながらも、全体としては調和していることが望ましいとされることが多いように思う。なので、こうした音楽でもそれぐらいの距離感が保たれていても良いはずなのでは、ということを考えたのだ。

 海外の図書館が配布している、著作権の切れた古書の挿絵を組み合わせたコラージュを制作し、今作のアートワークに設定した。素材に使ったのは当時の地層や機械や生物についての本から幾つか、そしてそれ以外の大部分は児童書からのものだ。
 児童書は「常識」「知識」「勧善懲悪」といったものを広く啓蒙するための著書が多い(とはいえ現代日本の児童書はだいぶ遊びの要素も多く、風通しが良い環境だとは思うが)けれども、こと著作権が切れるほど古い海外の児童書となると、その要素はかなりあからさまに表出していて、文章をわざわざ訳さずとも宗教的背景に根差した啓蒙のニュアンスを強く感じ取れた。言うまでも無く、それは今作のコンセプトと非常にフィットしていた。
 なお、「Apple Blossoms」という曲名は素材に使用した挿絵に書かれていた言葉から引用したものである。

 今作は二つの曲でElselさんと友人さんによる配信番組「深夜だから壁を食っても許される」の音声を使用させていただいている。
 ぴんくりんごさんを招いた回で、Elselさんが寝落ちしてしまい急遽友人さんとぴんくりんごさんの二人による緊急配信が行われる、というアクシデントが起こった。今作で使われているのはElselさんが起きた後に謝罪を兼ねて行われた配信の様子の音声だ(この配信にもぴんくりんごさんは参加しており、故にぴんくりんごさんの名前もクレジット欄に明記している)。
 単に「交流があり許可の取りやすい方々の音声だから」「この回にはBGMがないから」という単純な理由で(そして同時に、「かべゆる」の音声を使う曲の構想は長らくあったので)今回素材に使用させていただいたのだけれど、思えばこの音声を素材として使うということが決まっていた時点で、既に「原因と結果」を巡る歯車は既に動き始めていたのだ。

 最後に、音声の使用を許可していただいたElselさん、友人さん、ぴんくりんごさんのお三方に感謝を。

高橋知秋

2021年4月10日土曜日

方程式で呪す

フォロワーは吊るし上げるためにいる
今に君にもわかると願っている
部屋の中にあるような必要性で
嫌になるほど悩むことになるだろう
誰かと仲良くすることで解決するならば
誰かを拒絶することでも発展させられるはずだ
プリセットで組んだ愛想笑いのやりとりで
彼らはどうしようもないままで興味を失った
虚飾が本質であることを声に出してみれば
心というもののほんとうの陰で
ロールスロイスを燃やし尽くし
砂漠には雨を降らせるだろう
私が笑っているように見えるのは
単に表情筋が痙攣しているだけで
少しでも抵抗を始めるために
井戸に会員証を投げ捨てなければならない

2021年4月8日木曜日

引用RTで褒められたり紹介されたりすることに疲れた

引用RTで褒められたり紹介されたりすることに疲れた
引用RTで褒めたり紹介したりすることにも疲れた

人々は板で川の流れを変えたが
魚がどこに泳ぐのかまでは考えていなかった

引用RTで褒められたり紹介されたりすることに疲れた
引用RTで褒めたり紹介したりすることにも疲れた

2021年4月7日水曜日

friend request allowed

未知の他者との交流のために建てられたインスタンスには入らない
人のリズムを理解できない人とは当然のように会話ができない
私の中にある波の高低など相手には説明できない
人々は声が空気振動であることをよく忘れるし私も忘れる
曖昧な信頼や心と名付けられたものが
言語で華々しく飾り付けられているが
その全てが右から左へと受け流されていく
あるいは上から下へと投げ落とされていく
事前の連絡で
腕から手へ
手から指へ
微弱な律動で
ログイン
送信
承諾
ログアウト
あなたしかいないタイムライン
観測者の無い全ての部屋
VRChatのBGMの生温いアンビエントの感覚が
春という季節の気怠さに拍車をかけるのだ

皆さんで

高橋知秋のファンはいない
その事実を認めさせなければならない
誰かに何かを言われる前に
その口を閉じさせなければならない
物語は君には語りかけていない
流行歌も君に微笑んではいない
共感を投げつける人々に抗うために
自分だけのスローガンを持たなければならない
軽薄に納得したがる私を傷で償う必要がある
全ての教育や説教は棚に上げるところから始まる
自らをはっきりと見据えた者は誰も正気を保てない
既にここには誰も
手を洗い数秒前の過去を物理的に清算する
口を濯ぎ10分前の食事を日常的に清算する
開いていた瞼を閉じて数時間後にまた開く
その間に意識を失っていることを皆が知っている

いまを生きる(とテレビCMが喧伝した)

どんなに取り繕ったところで
都合の良いアポカリプスは来ない
バス停で待ち続けるのは
期待を捨てられない証でもあるが
それを教訓や教養にするムードに
ユーモアは踏み付けられてきた
生爪や血液を不義理への供物として
面白くなくても生きなければならない
都合の良いアポカリプスは来ない
都合の良いディストピアは生まれない
人間の悪意を買い被り過ぎるから
精神を取り落としたりするのだ
いま思うと随分と長いあいだ
興味のあるふりをしてきたけど
私は好奇心を満たしたいだけで
何かを信じたいわけじゃない

はい、いいえ

花粉が運ぶアレルギー症状に苛まれる
擦り寄ってくる浮かれた気配に苛まれる
纏わり付くものを払いのけるためには
多少の騒音の代償を払い
一度は見失っていた立ち位置を
再び暗闇の中で問い質す必要がある
私はツツジの香る庭園に同意しない
私は放課後の甘い遣り取りに同意しない
精神に浸透するように加工された
心を惑わせることが目的化した遣り取りは
Vtuberによって成される扇動に似た形の
望まれて発生した渇望でしかない
全てが遠くで霞んで見えたとて
視力が悪いなら当然のことで
信じたいがために見ようとすることが
既に間違っているのだ

無責任

見るだけ
聞くだけ
言うだけ
知るだけ

心に鎧を

瞼に雨を

雨に慈悲を

誰がそんなことを

(それはもしかしたら勘違いかもしれない)
(それはもしかしたら思い違いかもしれない)
(それはもしかしたら言い間違いかもしれない)
(それはもしかしたら見間違いかもしれない)
(軽率な口を叩く余裕だけはあるのだな)
(それは錯覚だと最初から知っていたくせに)
(知っていたくせに)
(知っていたくせに)
(知っていたくせに)
(消灯)

Please, no declare to me

私に宣言しないで欲しい

Please, no declare to me

あなたが嫌いだ

I hate you

夏はあまりにも保守的な季節だった

Summer was too conservative season

「とにもかくにも」は「もうどうにも」と殆ど同じだ

Anyway is almost same as no way

あなたへ

For you

あなたに

To you

鳥は私たちの手から飛び去った

Birds are fly away from our hands

鳥は私たちの土地から逃げ去った

Birds are runaway from our area

鳥など最初からいなかった

Birds are never existed

私はあなたが私と同じぐらい嫌いだ

I hate you same as me

もし天気が変わったら

If weathers are change

あなたの感情は固定されてしまう

Your emotions will become fix

ここに(変化は/切欠は)ない

Here is a no chan_e

誰もあなたには期待していない

No one expect to you 

あなたと同じで

It's same as you

四月馬鹿とそれ以外の馬鹿

嘘を吐いた瞬間に
事実は陳腐化し
監視下に置かれ
そこに出口はない
全てを封印するのに
コンクリートは向かない
君の意思が必要だ
この穴に向かって叫べ
「これ以上必要ない」
「これ以上必要ない」
そしたら君自身で土を掛けて
全てを葬り去るしかない
童話と違って草木は口が堅い
君よりもはるかに

春に寄す

あなたの笑顔には意味がなく
私の言葉には価値がない
随分と秘密を嫌うようだが
詠唱の全てを明かすはずもない
思うようにならないのは
思うことの限界も知らず
閉じられなかった鍵括弧の
つまり言及はいまも続く
Vtuberのツイートのハッシュタグと
流行歌の鋭利な無邪気さで
会話は体を成さないが
春が来ていることと同じように
見過ごされ毀損される
都合の良い被害妄想で
何とかこの春を生き延びている
春という季節はいつだって
調剤薬局の看板に似た色をしている
これ以上書ける事がない
全ての小節に
4

等間隔の責と罰について

どんなに言葉を重ねて陽を避けたところで
寂しい気持ちがあるのは認めざるを得ないけど
人を騙すような技術はあいにく持ち合わせてないし
フォロワーたちは高橋知秋の悪口を言うのに忙しい
少なくとも無頼派作家からの全ての引用と拝借は
様々な中毒の陰と書き手の宿命を背負う覚悟が必要
私もたまには歌を口遊んでみたいと思う(誰もいないなら)
三番目のリズムをできるだけ正確に鳴らしてください
BPM115
そもそも感情を言葉という価値へ変換することから逃れられない
だから人は魂を売らずには生きていけない
私の全てが甘えなのかもしれないと思う時がある
一言一句一挙一動何もかも漏れなく爪先に至るまで
別に掬ばれなくてもいいというのは強がりではなく
全てのトレンドに回収されることに対する抵抗だけど

[指示:ここまで読んだところで文頭に一回戻る(ただし以下の特記をよく読み注意すること)]
[特記:以上の指示に複数回この文章をループさせる意図はないため、二回目以降は以上の指示に従う必要はない]

「フォロワーと付き合いたいです~!」というのは
自分にとって都合の良い雨が降ることを期待しているという意味でしかなく
そもそも人間は自らの起源すら制御できないのに
自らで何かを見つけたと錯覚している水に過ぎないので
欲望がタイムラインに貼り付けられているだけなのだ

別に大したことをしていないのにいつも不安になるのは
これを読んでいるお前のせい

12月:博物館/3月:twitter

全ての既成概念は
画面上では悪になり得るが
対岸の善性が無い限り
博物館の階段の下の
フーコーの振り子のように
全てを反射しながら
どちらにも依らず
ただ宙で揺れ続ける
その判断が仰がれるのを
何もせずに行儀よく
雛みたいに待ち続けている

同じダイアグラムの線上に
関連付けられたのは
完全に気が振れてからで
そもそも私と君という二者は
何の線でも結ばれていなかった
瞼の裏の暗がりの存在を
随分と強く信じていた割に
眠いのに眠れず
問い掛けにも答えず
挙句の果てにタイムラインの皆に
好かれていたと思い込む
フォロワーを黙らせたところで
沈黙は無人の部屋にしか存在しない
私の両手を御覧
[3秒]
知らない話を投げかけられても
受け答えをすることは
出来ない

White Day

全てのドラマは
目隠しに成りえるので目を開く
空白
消磁で思ったことを全部
一旦クリーンにしたところで
君の手は血で

鼻を強打した時に
痛みと共に匂う錯覚と
同じ色の乳酸飲料が
公園で泥と混じり
足元で罪悪感が増殖し
子供の頃の悪しき記憶が
張り巡らされた根から
この辺一帯の樹木を侵し
疑われることのない道を
お前のために歌うのは絶対に嫌だ
お前のために歌うのは絶対に嫌だ
お前のために歌うのは絶対に嫌だ
お前のために歌うのは絶対に嫌だ

悪意も善意も全て確実に終わらせるために
絶えず罠を作り仕掛けた銃に弾丸を込める
私がどこにいるのかはよく分からない
お前のために歌うのは絶対に嫌だ

(タイトルなし)

起きると
カーテンの隙間から
陽の光が

カラスの声を聞く
ドライアイに
街の風景が刺さる
風は冷たく
吸い込むと
少しだけ目が疼いた

そういうことが
何度もあった
私には

私には何度もあった

断線したイヤホンを買い替えた





Elselさんへ

月は丸くなっていた
人の手が届くものじゃないから
勝手にそうなっただけだけど

月面に人が立ったことがある
球体は拒否の形であり
円は曲線の閉じた形だから
空気が薄く人が住めない
旗を立てるのが関の山だった
それでも私は偉大だと思う

星が金平糖の形をしているのは
ただの錯覚だが
地球は洋ナシ型なのは事実だ
音楽と一緒で回り続けて歪んでいる
子供の頃に学校の図書室にあった
古い科学書で読んだから嘘じゃない
全ての学校の図書室は
ティグリスとユーフラテスの間にある
その全てが地球の上にあり
等しい速度で回転しているので
本質的には人間と同じかもしれない

地球は球体じゃないから
私達が図々しくも立てると
そう考えてもいいかもしれないと思うんだ
まあ月も洋ナシ型かもしれないけれどね
どう思う?

燐、怨

石に血が付いているな
庭先で

私は卵の殻を割るのが
たいそう下手なので
きっと人を屠るのも
とても下手だろう

1万円札に付着した
手垢を昇華した青い炎の
一筋の黒煙に頭を下げ
目を閉じて懺悔せよ
Amen
許さない

欠落箇所

秘密はあるかもしれない
0と1が
単なる数字の関係ではないように

言霊に裏切られ続け
心がすっかり荒れても
自分自身の管理下で
延命は続くことになる

日が沈めば夜になるのと
同じ

全ての町はクレジットカードで管理されている

クレジットカードを土の中に埋める

張り巡らされたロープは
立ち入りを封じているわけではない

私達は何の瑕疵も無かった
疲れた

因数分解された抵抗と反発
うっせぇわ
乱数
顔認証管理システム

正直なところ
ちゃんと信じているわけではない
あなたと同じ

連作:猫の日 #4

静かの海には町がある
スペクタクルが否定されたから
夢や理想は実態が無いので
思い出になりやすい
月の裏側は既に観測されていて
誰も移動していなかった

思い通りにならないストレスは
目と心を閉じないと解消できない
瞼の裏側にある
見える領域は冷えていて
手を伸ばせば怪我をするだろう
同じ装いが支持されているが
それでは何も無いのと変わらない

測ったことはないけれど
主観でしか喋れないので
あなたには期待できない
私を信頼できないのと同じように
あなたがどう思うかなんて
見た事がないからわからない
以下欠落

連作:猫の日 #3

改行をすれば
逃げおおせる

水を撒くと
呪いを解ける

プールを埋め立てると
膿が流れる

自動車を無視すると
首を掴まれる

マンションが解体されると
雨が降る

Ctrl+Zを使わずに
同じことを繰り返す
同じことを繰り返す
同じことを繰り返す
座標
指示

間違えた瞬間しか
呼吸を感じられない
待っているだけで何もしない
同じことを繰り返す

連作:猫の日 #2

吐かれた呪詛が風景を破壊する
ペンは剣より強いので
目にも留まらぬ速さで傷つける

植木鉢から生えた木の
尖った枝に引っかかり
手編みのセーターの組織がほつれる
挨拶や笑顔を練習して身に着けている
全ての意味はずらされていく
社交辞令の吹雪で
ハグをされたい人などいない
頭の中に裾野があるから

ツイートの語尾でしか記されない
軽率で無意味な同情は
一晩も経たないうちに
商店街のリサイクルショップの
ジャンク品コーナーに並ぶだろう

常識の範疇
誰の目にも

言わないほうが良いことは
言わないでおこうと
今更ながら思う時がある
もう手遅れかもしれないけれど

連作:猫の日 #1

階段の下で
蹲ってみる

三番目の陸で
高橋知秋のファンという
藁人形を拵えて
そこにありったけの憎悪をぶつけ
やがて暴れて家族に取り押さえられる
そんな夢を見る羽目になる

階段の下には
板が張られていて
まるで自分ごとのように
装飾された形で

トレンドワードの一覧や
ホーム画面のタイムラインが
動物の動画で埋まり
中断されたすべてが
私に向かって投げ付けられる
諦めたくない
だから潰すかどうかは私が決める

信書の秘密の保護

どこかで頭をぶつけないと
ちゃんと生きているってわからない

全てのエモーションは毀損と手を組んでいる

合図を強制する全ての手段
航行灯の明滅なんて
気にも留めないのに
緩いつながりが手招きしている

銃口を向けていても誰かが慰めてくれる
今からジャッジして欲しい

ここに書いてあることは
誰も読まないから
何を書いても大丈夫

no allow

バンクシーが嫌い
私は言葉を
リズムでしか紡げない
私には詩情がない

童謡の歌詞がわかる?

バンクシーが嫌い
リズムしかない
大切なものがない
この行より上には

高橋知秋を信じるな

こんばんは
どうもありがとう
また今度
friend request allowed