2019年1月17日木曜日

「Thought Lesson」について

 spotifyで「Thought Lesson」というプレイリストを制作し、公開した。

 J-POPというジャンルは存在するのだろうか?非常に難しい問いだと思う。他のジャンルのように何かしらの不文律や法則があるわけではなく、むしろ多くの他の音楽ジャンルを呑み込み成立している不可思議な概念だ。こと現代では多くのリスナーがなんとなく「それっぽい」と思った音楽がJ-POPとして選り分けられているような印象を受ける。実際J-POPという言葉を作り出したJ-WAVE内でもその選別は感覚的に行われていたという。故にその実態は曖昧だ。集団幻想にも近いジャンルなのかもしれない。

 このプレイリストを制作するにあたって苦労したことがいくつかある。まず大変だったのが、「私の中のJ-POP」という概念の線引きがどこにあるかを見極めることだった。例えば難解な楽曲を”あえて”J-POPとして認める、というようなことはしたくなかった。私の中では、そしておそらく世間的にも間違いなくJ-POPに分類される音楽なのだけれどこの中に並べると違和感が生じてしまう曲などもあり、意外にもこの点で一番悩まされたように思う。
 今回収録した楽曲だとスネオヘアーの「のびたテープ」とandropの「Tara-Reba」はここに収めるかどうかかなり判断を迷った(特にandropはロックバンドとしての色が強いので、この並びに入れるべきかの判断がかなり難しかった)が、最終的に私の中の線引きを信じて選曲することにした。

 そして私自身の知識の無さ、見識の甘さ、聴取量の疎さにも泣かされることとなる。それでもなんとなく引っかかった曲の記憶などに助けられ(今回収録したSKE48と純情のアフィリアの楽曲は、数日前に飲食店の有線で偶然聞いて存在を知った曲である)、長年親しんできた中田ヤスタカプロデュースの楽曲だらけになるような状態はなんとか回避できた。
 また、ストリーミング配信を行っていないアーティスト・ユニットの多さにも苦労させられた(これが原因で収録を諦めた楽曲が5曲ほど存在する)。
 これらの事情により、「ただSpotifyのプレイリストを作るだけ」の行為に結構な時間を要することとなった。

 言うまでもなく私はJ-POPが好きだ。しかし、J-POPのことはやはりよく分からない。これからもずっと分からないままだろう。



1. スネオヘアー / のびたテープ
2. 剛力彩芽 / Rainbow
3. Mr.Children / youthful days
4. SKE48 / Stand by you
5. Do As Infinity / タダイマ
6. androp / Tara-Reba
7. 槇原敬之 / Witch Hazel
8. MEG / SEARCHLIGHT
9. moumoon / moonlight
10. Salyu / VALON-1
11. ORANGE RANGE / Walk on
12. 純情のアフィリア / 起・承・転・結・序・破・急
13. DEAN FUJIOKA / Let it snow!